サーフムービーの中にはサントラ盤を出している作品もわずかですがあります。
この”Five Summer Stories”もそのひとつ。当時日本で購入できたのは、一般のレコード店で販売されていた”Endless Summer”を除けば、この”Five Summer Stories”と”Going Surfin’”だけだったと思います、といっても買えるのは一部の輸入レコード店とサーフショップでしたが。サーフィンワール創刊2号で紹介されていて気になっていたのですが、原宿竹下通りにあった輸入レコード専門店Melody Houseで見つけ、即購入しました。
このサントラ版、HONKという70年にロサンゼルス、ラグナビーチを中心に活動していたバンドで、当時2枚程度のアルバムしかリリースされていませんでしたが、74年、75年ビーチボーイズのツアーに参加し、またシカゴ、ロギンス&メッシーナなどのコンサートにも参加していました。
アルバムはオリジナルのアメリカ版(左)とオーストラリア版(右)がリリースされていました。オーストラリア版のジャケットの方が薄い板紙が使用されています。91年にはCDも発売されています。アメリカ版LPは今でもそれほど値段も高くなく比較的手に入りやすいと思います。
Title: The Original Sound Track from Five Summer Stories
Year: 1972
Producer: Greg MacGillivray, Jim Freeman
Album Artist: HONK
Jacket Artist: Rick Griffin
Origin: U.S. Issue: U.S. /Au
映画にはアルバムに収録されたHONKの曲のほか、ビーチボーイズの曲が11曲、またCorky Carrollの”Sparkles”などが使用されています。この”Sparkles”はコーキーの”Laid Back”に収録されており、エム・レコードよりCDがリリースされています。(終)
使用されているビーチボーイズの楽曲(映画エンドロールより)
Surfin Safari
Surfin’
California Girl
Good Vibrations
Surf’sUp
Long Promised Road
Feel Flows
Do It Again
The Trader
California Saga
Sail on Sailer